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S＆Gかわら版（2022.10発刊）「京都珍道中」vol.4
～音羽山滝巡りハイキング記事増量版～

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夏の盛りの８月某日、編集部員は思いました。

「マイナスイオンを浴びたい・・」と。

そこで近場の滝スポットを検索し、複数の滝が見られる山科区の音羽川へ出かけることにしました。そこから牛尾山／音羽山への登山も敢行。自然の景観を楽しめて、マイナスイオンもたっぷり浴びられるハイキングコースをご紹介いたします。下山後にはおいしいご褒美も・・家族で気軽に楽しめるレジャースポットとして、ぜひご参考ください。

今回のハイキングコースは、「おこしやす“やましな”協議会（NPO法人）」様の公式ホームページより、「山科の里山と清流を楽しむ・牛尾山ハイキング道（Ｄコース）」を参考にさせていただきました。同HPにて、より詳細なコースマップがダウンロードできます。

スタートは京阪電鉄京津線の「追分駅（おいわけえき）」。山科区の「四宮駅」から一駅超えて、滋賀県大津市に突入した場所になります。地下鉄東西線よりつながっているので、市内中心部からは30分ほどで到着することができます。

山間の無人駅で、あたりは田園が続くのどかな景色が広がっています。音羽川沿いのハイキングコースまでは、住宅街の中の緩やかな坂を20分ほど歩いて行きます。途中の民俗資料館ではトイレも借りられるようでした。牛尾観音まで山間の道へと入っていきますが、基本的に舗装道路なのでとても歩きやすかったです。道中には水車小屋や歌碑、謂れのあるスポットなどが点在していて話のネタが尽きません。滝も小さいものから大きいものまでたくさんあり、それぞれの由来に感心しつつマイナスイオンをこれでもか浴びることができました！真夏ではありましたが時折吹く風は冷たく、思っていたより涼しく感じられましたよ。

音羽川には広い浅瀬スポットがいくつかあり、川遊びを楽しむご家族が多く見られました♪牛尾観音までの舗装道路は、車でも進入できるので川遊びの穴場スポットになっているようです。

個人の方が造られたという休憩所も兼ねた水車小屋。ご厚意により見学や休憩をさせていただけるようで、編集部員もお邪魔させていただきました。間近で水車製粉の仕組みを観察することができます。花々に囲まれ、風流でとても素敵な空間でした。

『蛙（カエル）岩』～前も後ろもそっくりですね！個人的には背中のカクカクっとした部分が特にカエルっぽく感じました。

夫婦の滝、白扇の垂水、橘青龍の滝などなど、それぞれの滝には名前と由来があります。

マイナスイオンを浴びる編集部員。

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滝を存分に堪能した後は、牛尾観音の急な階段を登り切り（スロープの迂回路もあり）、いよいよ登山道へと入っていきます。

牛尾観音入口に到着、令和二年に落成したという黒門。木製の大きな灯篭がインパクト大！

参道途中にあるリアルな赤鬼・青鬼像！囚われし人間ごっこが楽しめます。

空海像横が登山道入り口。アップダウンは少なく、ひたすら登っていくハードな登山道でした・・！しょっちゅう休憩しながらゆっくり登っていきます。滝のような汗で、水分消費もびっくりするほど早かったです（最終的にペットボトル５本でも足りないくらい？でした）。さすがにほかのハイカーは見当たらず、すれ違ったのはたった一人だけでした。真夏の低山ハイクの厳しさが身に染みた、良い経験となりました。

良きお時間で昼食タイムです。

今回の山ご飯は丸亀製麺のうどん弁当。時間がたっていたせいか固く食べにくかったです・・。山で食べるには不向きでした。残念・・！

休憩を多めに挟みつつゆっくり上り下りし約5時間、下山後はみんな生まれたての小鹿のようになっていました（プルプル）。牛尾観音手前まで続く上り坂を歩きながら、滝や川遊びを堪能した後に折り返すのもオススメです。（もっと涼しい季節であれば、快適に楽しめるかもしれません・・！）

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お楽しみのご褒美御飯タイム！

山上でお昼をいただいた後ですが、まだまだ全然入ります。登山で食べる御飯は０キロカロリー。帰りの駅である「大谷駅」そばにある、うなぎ料理で非常に有名な「逢坂山かねよ本店」さん。たびたびメディアで紹介される、ウワサの「きんし丼」を目当てにお邪魔しました！平日の15時頃という変な時間だったせいか、少し待っただけで入ることができましたよ。

庭園のコイが泳ぐ池を望む個室。お箸置もうなぎでかわいい！

きんし丼／2484円（８％税込）2530円（10％税込）。テーブルマットはかねよの歴史が学べるイラスト付でした。

見た目のインパクトと異なり、とても上品なお味でした。卵焼きに別でいただけるうなぎのタレをかけてもGOODです！個室は代金に１割プラスされますが、その価値は十分にあります！待ち時間必須な当店ですが、冷房の効いた待合室で、椅子に掛けて待つことができるんですよ。お水も飲み放題！素晴らしい庭園とお料理とホスピタリティを味わえる、大満足のごはん体験でした。

音羽川は古来より多くの和歌が詠まれている風光明媚な土地。夏の夜は蛍が飛び交い、秋には棚田に咲き誇る彼岸花に郷愁を感じ、街中では触れることのできない、古き良き暮らしを思わせる風景に癒される場所です。市内からもそう遠くありませんので、皆様も是非一度訪れてみてくださいね。

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音羽山／標高593.2 m／山科区小山北谷
＞登山ルート：牛尾観音ルート（最寄り駅）京阪京阪京津線「追分駅」
＞下山ルート：東海自然歩道を大谷方面（最寄り駅）京阪京阪京津線「大谷駅」