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大覚寺写経体験【スタッフブログ】
S&Gかわら版(2022.7発刊)「京都珍道中」vol.3
~大覚寺写経体験記事増量版~
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興味はありつつもタイミングがなく、ずっと行けていなかった「写経」というものをついに体験してきました!今回お邪魔したのは風光明媚な嵯峨野にあり、日本最古の人工池「大沢池」を有する歴史の深い大覚寺。予約をして門前にて待ち合わせ、写経場へとご案内いただきました。
広い広い境内で写経に臨むのは、大沢池にせり出して設けられた観月台・舞台に隣接する「五大堂」。まだ参拝客の入らない静かな時間帯、鳥たちの声や水しぶきを聴きながら、心静かに写経に向き合うなんとも贅沢な時間でした。
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時間制限は特になく、自分のペースでゆっくり書いていくことができます。思ったより時間がかかり、あっという間に一時間半ほど経っていました。予約がなくても当日五大堂にて申し込めば、誰でも体験ができるようです。
写経が終わった後は料金内でお堂エリアをゆっくり巡ることができます。別に三百円をお納めすれば、自然豊かな大沢池エリアの散策も楽しめますよ。
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【必見ポイント!】宸殿(しんでん)の蝉飾り
大沢池受付の方に教えていただいた必見ポイント!「宸殿」のすべての蔀戸(しとみど)に取り付けられている蝉飾り!精巧な上一つずつ形が違うんです!蝉は飛び立つ際に尿を出すため、火除けとして取り付けられたとのことでした。スタッフ内では全部蝉の種類が違うのでは?という見解です。皆様もぜひ実際に確かめに行って見てください♪
お邪魔したのはポカポカ温かくなりはじめた4月下旬、広々とした芝エリアではタンポポの群生が見られました。日光がよく入る南に向かって咲いているので、南側から見るとより黄色いじゅうたんが広がっているように見えますよ。(こちらも受付のお姉さんからのワンポイントアドバイスです)
今やなかなか見られなくなった野生のスッポンを見つけました!お隣で一緒に甲羅干しをしているのは日本石亀でしょうか?仲良く顔を見合わせているようで、とっても萌えです。
大沢池は貴重な日本固有の生き物たちの楽園となっているようでした。
今回大覚寺に初めて参拝したのですが、大沢池がこれほど素晴らしい場所だと知らず、とても感動しました!ぐるりと見まわしてもビルなどの人工物が見えず、私たちが訪問した四月上旬は、タンポポやオオイヌノフグリの群生が見られ、とても癒されました。春の桜や紅葉も楽しめるようです。私の中の嵐山への散策コースに、絶対外せないスポットとなりました。大沢池のみの拝観で入場できる門もありますよ。
京都にはたくさんの寺院があるため、写経や座禅を体験するにはことかかない、恵まれた環境ですよね。まだ未体験だよという方は、お友達・ご夫婦で体験に行かれてみてははいかがでしょうか。大覚寺のようにロケーションの良さで選ぶのもいいですね。
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旧嵯峨御所 大本山/大覚寺
■受付時間:9時〜17時(~16時30分迄)
※写経の受付は9時~15時30分
■料 金:大人/500円 小中高/300円
★写経体験予約
8:40集合 料金:1500円
※料金にお堂エリア拝観料含む)
※2022.4月時点での情報です。
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